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【福岡市　緊急事態宣言独自支援策】

★速報★
緊急事態宣言を受け、福岡市独自の支援策が打ち出されました。
概要は以下の通りです。

※支援策の言及箇所には、分かりやすいように★を付けております。

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高島宗一郎

福岡県が、国から緊急事態宣言の対象区域に追加されました。
そもそも福岡県からも緊急事態宣言は要請されていませんでしたので、昨夜の一報を受けて率直に驚きました。
正月が明けてから陽性者数がとても多くなっていました。ただし先週は正月明けで検査機関などが動き出したことから、陽性者が積み上がった影響もある特殊な時期でした。
逆に昨日までは３連休の影響で検査する医療機関が少なく、陽性者数も少なくなる傾向があることを考慮する必要があると考えていました。
ですから、緊張感は持ちながらも、まさに今日以降の数字で冷静に現状を判断することにしていました。
これは福岡県知事、北九州市長、久留米市長、県市長会会長、県町村会会長が参加するオンライン会議で合意していた意見です。
もちろん市民の皆さんの中には、他都市で緊急事態宣言を要請する府県が報道される中で、1日でも早く福岡県も国に要請すべきだとのご意見もありました。
しかし、行政による私権の制限は、市民生活に大きな影響と痛みを与えることもあり、その権限の行使は慎重であるべきです。
そして仮に緊急事態宣言などを行うにしても、実際の市民の行動に繋がらなければ意味がありません。宣言が実効性を持つためには、協力する側の市民の皆さんや、痛みを伴う飲食店や宿泊事業者の納得と共感が鍵になります。
恐怖や雰囲気で人を動かせるのは最初だけです。
すでにコロナ禍も長期化して、様々な情報を市民の皆さん自身が分かってきた今、出来る限り数字などを使った納得感のある説明が大切だと思っていたので、福岡市からも今日以降の数字を冷静に分析して現状を把握し、必要な対応をすると国にもお伝えしていました。
ですから、福岡県が対象区域に追加されたのは、政府内でも専門家会議の声を受けた急な動きだったのかなと想像します。
政府は今日、福岡県に緊急事態宣言を発出しました。先ほど小川知事からも県民に具体的な要請がなされました。
もう決まったからには気持ちを切り替えて、これを最大限、実効性のあるものにしなければなりません。
痛みを伴うからこそ、絶対に短期間でコロナを抑え込みましょう！
福岡市としては、緊急事態宣言を含めて様々な状況を想定して、市民経済の被害を最小にすべく準備はしていたので、今日の要請を受けて独自支援策などを速やかに実行します。

★①20時までの営業時間の短縮を要請された飲食店については、国からの1日最大6万円の協力金に加えて、福岡市の独自策として、テイクアウトを工夫して行っていただく飲食店には20万円の支援金を支給します。
このテイクアウト支援は、飲食店への事業継続支援という意味に加えて、市民の皆さんが外出せずに自宅で食事をする後押しになることも期待しています。
去年の緊急事態宣言時も様々な支援を行いましたが、飲食店や議会の声も踏まえ、テイクアウト支援であれば飲食店の申請手続きの負担が軽いこと、そして比較的簡単に取り組めるので、より多くの飲食店に支援を行き渡らせることが出来ることからこの方法にしています。
1月下旬から申請受付を始めて、2月中旬には支給開始します。

★②また緊急事態宣言で出張などの移動を減らす取り組みがなされる中で、大きな打撃を受けている宿泊事業者。
これからの受験シーズンに向けて、更なる消毒や除菌対応などを支援するため、客室数に応じて最大50万円の支援を行います。
1月下旬には申請受付を始めて、2月上旬には支給開始します。

★③さらに商店街における感染対策やテイクアウト、デリバリー、キャッシュレスなどの取り組みには対象経費の８割、50万円を上限に支援します。
1月中旬から申請開始で、2月中旬には支給します。

★④また企業には、テレワークなどにより、出勤者数の７割削減が求められています。
テレワーク環境を新たに導入、拡充する福岡市に本店を置く中小企業、小規模事業者等には50万円を上限に支援します。
1月中旬ごろには申請受付を開始して、2月中旬から支給を始めます。

★⑤もちろん医療・介護従事者等へ引き続きの支援や検査体制のさらなる拡充といった独自の支援なども行います。
支援策については他にも検討していますが、新たな予算措置を必要とするものについては、２月議会に補正予算を提案し、可決をいただき次第執行します。
まずは福岡市として今回の緊急事態宣言で直接影響を受ける事業者への支援を早急に行います。
2月7日までみんなで早期にコロナ陽性者数を抑え込みましょう！
ちなみに今日の福岡市は1516件の検査数で96人の陽性。陽性率6.3%です。現時点での重症者は６名です。